技術支援内容

鉱山に付属する 「たい積場(集積場)」 に係わる支援が対象となります。

経産省で把握されている主要な鉱さい等集積場の数は全国で388ありますが、それらは1つとして同じものはありません。何故なら、たい積場の設計は、立地や地形、規模、自然環境、対象となる鉱物、操業計画などを総合的に判断し、更には設計者(会社)の継承技術(ノウハウ)も加味して合理的に行われるためです。

当研究所では、たい積場ごとに当時の設計を紐解き、特徴をできる限り捉えたうえで、考察や検討を行います。
トップページのご挨拶でも述べました通り、開所の目的は、これまで培ったたい積場技術を微力ながら当研究所を通じて社会に継承し、貢献できればとの思いです。

実務としては、各種検討、行政手続き、工事監理、維持保全、廃水処理などを支援します。
但し、土質調査や室内試験、安定性を含めた解析などは、当研究所が自ら行うことはできません。
(必要に応じて、調査や試験、又は解析を行う会社をご紹介することは可能です)
費用については、国土交通省で定める 「設計業務委託等技術者単価」 がベースとなりますが、詳細については案件ごとに判断させて頂きます。

具体的な支援業務の依頼内容としては、下記のようなものがあります。

《各種検討》
  新規鉱山開発に伴う、たい積場計画の事前検討(FS)
  かん止堤安定性や排水施設通水能力の評価、対策検討・立案・設計

《行政手続き》
  過去の行政手続き内容の確認、精査、取り纏め
  鉱山保安法・森林法・河川法などの許認可業務(申請又は届出)

《工事監理》
  地震や豪雨対策工事、又は災害復旧工事に伴う工事監理

《維持保全》
  排水施設の点検、必要な処置、補修方法の提案
  かん止堤の浸潤線観測孔の点検及び定期測定データの考察・評価

《廃水処理》

  廃水の水質改善、又は水量削減などによる処理費用削減
  発生沈殿物の処分方法改善、堆積容量確保

上記以外の内容についても、たい積場についてお困りのことや悩みについては、何なりとお問い合わせください。

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