活動報告〔新着情報〕
2024 年11月20日~21日 JOGMEC主催 令和6年度鉱害環境情報交換会参加
2024 年11月14日 地盤工学会 TC221国内委員会 第5回委員会出席
鉱山に付属する
「たい積場(集積場)」の技術支援
ご挨拶
TD研究所は、鉱山に付属する「たい積場(集積場)」の技術支援を目的に、個人で運営する研究所として山田誠之(やまだせいし)が2023年1月に開所しました。
過去には日本でも数多くの非鉄金属鉱山が存在し、その生産は金、銀、銅、鉛、亜鉛など多岐にわたり、国の産業基盤の礎となってきました。現在は生産(操業)を終え、跡地の管理及び必要に応じて坑廃水処理が継続して行われています。この鉱山に付属する施設として、「たい積場(集積場)」が存在します。
それらのたい積場は、その役目を終えてから既に半世紀を超えているものが多くなっています。
近年、巨大地震や線状降水帯による集中豪雨、更には環境への対応が必要とされるなか、万一、たい積場のかん止堤が崩壊等によって堆積物が流出する事態となれば、地域の安全や安心が大きく損なわれる災害となるため、その管理には万全を期す必要があります。
ところが、国内では殆どの鉱山が閉山して長年経過し、たい積場技術資料や書籍も見当たらず、海外鉱山への投資などはあるものの、たい積場の設計や建設に携わるフィールドも限られており、たい積場技術を継承することが困難な状況であると憂慮しています。
私は約40年に亘って、国内外のたい積場の設計・許認可・建設・管理・閉鎖の実務に携わってきた経験があり、一企業で培ったたい積場技術を微力ながらこの研究所を通じて社会に継承し、貢献できればとの思いで開所に至りました。
企業や団体、行政などの垣根を設けず、たい積場についての技術支援ができれば幸甚です。
現在は、(財)地盤工学会 TC221(Tailings and Mine Waste) 国内委員を受嘱しています。(~2026年3月)
ーたい積場の管理ー
今でも管理が必要なの?
どんなリスクがあるの?
今後の課題は...
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